『講演会』報告(講師:桑田真澄氏)

昨日、私が長くお付き合いをさせて頂き、たいへんお世話になっております建設会社の「お客様感謝の集い」にご招待して頂き、参加してきました。
毎年、帝国ホテルで開催されており、500名ほどの人が集まる盛大な催しです。

毎回、第一部として著名講師を招いての講演会があります。
今回の講師は、元読売巨人軍のエースで野球評論家の桑田真澄さんです。
桑田さん自身が今に至る、彼曰く“挫折”、“挫折”、の人生について話され、たいへん感動と共感を覚える話しの内容でした。
桑田さんは、野球エリートで、常に陽のあたる道の中心を歩いてきた人とばかり思っておりましたので、“挫折”の話しは、驚きでした。
ものには、必ず二面性が有るという話しからスタートしました。
野球に育てられた人間だが、すばらしいスポーツである反面残酷な面も持っている。
どんなに努力しても、たった9人しか出られず、表に出ている人の影に何人もの人たちが居るという側面。
まず、最初の挫折が早生まれで小学校に入学し、全く勉強が理解出来ず周囲からアホと言われ続け、勉強をあきらめてしまった事。
それならと始めた野球で上級生からの“いじめ”を受け野球も嫌になってしまった最悪の小学生時代。
中学に入って、勉強やスポーツで少しずつ努力が結果となり、“努力は楽しいと気付いた”自信満々の中学時代。
希望していたPL学園で、清原と出会い、世の中にはすごいやつが居る、おれは小さいなと感じた事。
PLでまったく通用しないと感じた第二の“挫折”の話し。
母親から言われた、「絶対にあきらめたらだめよ!」という言葉でもう一度起き上がり、小さな努力を積み重ね、そんな中から結果が生まれ、その結果によって自信が生まれた事…
人生には、“運”“縁”“付き”“気付き”が大きく影響し、それによって“思考”し“行動”する事によって動いて行くものだと感じているという話し。
本物に触れて感じる事の大切さ…

“生きている事の幸せ”を原動力に、いつ死ぬか分からない人生だからこそ、ベストを尽くし、恐怖と戦う事。
最後は、他人を羨む事からは何も生まれる事は無く『自分らしさ』が大事だと締めくくられました。
今の自分に照らし合わせて、とても感じる事の多い講演会でした。
いろいろな、お客様ともお会いする事ができ、有意義な集いでした。(S.H)

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