『展示会』のはしご

久しぶりの投稿です。
先日(7月24日)、久しぶりに展示会に出掛けて来ました。
熱中症になりそうな暑い日でしたが、フリーで活動しているイラストレーターの娘と3会場をはしごしました。
まずは、私のオーダーで「丹下健三展」に向かいました。
場所は、文京区湯島にある国立近現代建築資料館です。
ここは、旧岩崎邸庭園内に有ります。

国立代々木競技場、広島平和記念公園・記念館、東京カテドラルなどの代表的なプロジェクトをはじめ、これまで紹介されてこなかった建築資料を交えて丹下健三を回顧するものとなっています。
現在、東京オリンピックが開催されている中でのタイムリーな企画です。
大空間への挑戦、伝統と現代、高度経済成長と情報化社会への提案など、どれもダイナミックな迫力のある計画・提案でした。
構造計画がとても重要な要素となっており、改めて意匠・構造・設備の三位一体を意識する印象となりました。

会場内の風景です。

次に向かったのは、上野の東京都美術館で開催中の「イサム・ノグチ 発見の道」展です。

国内外の多数の作品を集結させた大規模な展示となっています。
ブランクーシの強い影響を受けた初期のブロンズ彫刻から晩年の石彫に至る道のりをたくさんの作品で辿る展示となっています。

これらのブロンズの彫刻は、繊細で構成的な表現作品となっています。
次の展示は、金属を使ったこれも構成的な作品の展示です。

そして最後に、石彫の展示です。

大規模な石彫の展示は撮影不可となっておりましたので、残念ながら写真は有りませんが、とてもエネルギッシュで刺激的な展示でした。

最後に移動したのは、六本木の森美術館です。
ここで開催されているのは、「アナザーエナジー展」:挑戦しつづける力・世界の女性アーティスト16人です。
1950年代から70年代に活動を始め今日まで継続してきた女性アーティストに焦点を当てたものです。
16名の年齢は、71歳から105歳まで、全員が50年以上のキャリアを持っています。
出身地は世界14ヶ国におよび、それぞれが置かれた環境が激しく変化する中で、ジェンダー、人種、民族、信条などに対して絵画、映像、彫刻、大規模インスタレーションなど多彩な表現を使って表現しています。
幾つになっても信念を貫き、挑戦しつづける姿は私にも大変大きな勇気を与えてくれました。






かなり疲れましたが、久しぶりにとても刺激を受けて帰って来ました。
まだまだ、年齢を意識している場合では無いと感じています。(S.H)

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