『建築家展』セミナー報告

2017 年 11 月 28 日

11月23日(木)から26日(日)の4日間、横浜みなとみらい・ランドマークタワー31階のASJ YOKOHAMA CELLにて開催された建築家展に参加して来ました。
今回のイベントはみなとみらいスタジオ(株式会社タツミプランニング)が主催で、幻冬舎ゴールドオンラインとの提携によるイベントでした。
私は、25日(土)の13時から『福祉施設のデザイン』と15時から『長期魅力の継続する賃貸の実現』と題して2本のセミナーをさせて頂きました。
1本目の『福祉施設のデザイン』は、過去に私共の事務所で始めて手掛けた「介護付き老人ホーム」についてお話させて頂きました。
社会福祉法人の理事長との出会いから完成まで、どのように進めたかをその時のスケッチなどを交えてお話しさせて頂きました。
2本目の『長期魅力の継続する賃貸の実現』は、私共の事務所で数多く手掛けている賃貸の集合住宅について、事例を見ながら「テーマ設定の大切さ」についてお話させて頂きました。
多くの方にセミナーを聞いて頂き、また会場のパネル展示にも多くの方に来て頂きました。
少しずつでも、建築家の仕事が分かり易く理解して頂ければという思いで参加しています。(S.H)

IMG_0036

『安藤忠雄』展

2017 年 11 月 28 日

11月18日の土曜日に、午前中の打合せ、午後一番の配筋検査の後、今話題の『安藤忠雄』展に行って来ました。
“挑戦”と題して、半世紀に及ぶ活動の軌跡と未来を展望するという主旨の展示です。
小雨のなか、会場に到着したのが午後3時頃でしたが、会場はすごい人だかりでした。

IMG_0028

しばらく並んでやっと会場に入れる程たくさんの人が来ていました。
建築関係者以外の一般の方々にも、今最も知られている建築家の面目躍如と言った感じです。

IMG_0026

やっと中へ入るも、すごい人で、ゆっくり鑑賞するという感じとはかけ離れた感覚で、人垣のすき間から覗くと言った感じで会場を回りました。
そんな中でも、会場中に安藤忠雄のエネルギーが充満し、強い熱気を感じました。
膨大な数のスケッチや模型など創造に対する限りなきヴァイタリティーは、脅威的な程です。
中庭には、「光の教会」が原寸大で再現され、その空間を体験する事ができます。

IMG_0030

同じ建築を志す身として、たいへん大きな刺激を感じる展示でした。(S.H)

『講演会報告』(講師:青山学院大学陸上競技部監督 原 晋氏)

2017 年 10 月 27 日

10月24日火曜日に、私が長く懇意にして頂いております建設会社の創立55周年記念式典に出席させて頂きました。
帝国ホテル「孔雀の間」で数百名のお客様を招いて盛大に開催されました。

第一部は、「魔法をかける 箱根駅伝制覇までの4000日間」と題して青山学院大学陸上競技部監督の原晋さんの講演会がありました。
以前は箱根駅伝の予選会にも通過出来ない弱小チームを箱根駅伝優勝に導いた、組織づくりについてのお話でした。
監督ご自身も、箱根駅伝の出場経験も監督の経験も無い中で、試行錯誤しながらのチームづくりだったそうです。
そんな、講演の中で、印象に残った言葉がありました。
『人間の能力に大きな差はない。あるとすれば熱意の差だ。』という一説です。
この言葉は、監督がチームづくりの中で実感された強い思いだったように感じました。
ほかにも、たくさんの話しがありましたが、成長するための10の秘訣という話しがありましたので、私の理解の範囲で記述してみます。
1)30年先の自分をイメージする。
2)半歩先の目標を設定する。
3)出来るための方法を考える。
4)本気だからこそ悔しい気持ちになる。
5)人に話しをする事、自ら提案する事。
6)大義をかかげ、三割の見込みがあればやってみる。
7)個人と組織の関係のなかで動く。
8)一体感を持たせる。
9)怒るよりアドヴァイスをする。
10)最後はなんとかなる、と考える。
以上の要約です。
少々不明確な部分がありますので、もっと明確に理解したい方は、原監督の本が出ているそうなので、そちらを読んでみて下さい。
なかなか、刺激的な講演会でした。

第二部は、食事の後、郷ひろみが登場してのショーがありました。
いろいろな方とお話をする機会もあり、盛況な式典でした。
ありがとうございました。(S.H)

『ル・コルビュジェとアイリーン 追憶のヴィラ』

2017 年 10 月 18 日

20171018185823158_0001

もう一本は、14日(土)のこの映画のロードショー初日に見に行きました。
昨年、上野の国立西洋美術館が世界文化遺産に登録された事も有り、憶えておられる方も多いと思いますが、近代建築の巨匠「ル・コルビュジェ」と彼が唯一その才能に嫉妬したと言われている女流デザイナーで建築家の「アイリーン・グレイ」の人間ドラマです。
「アイリーン・グレイ」は家具デザイナーとしての側面の方が有名ですが、この映画の舞台となっているヴィラは、彼女の建築デビュー作です。
私達は、普段コルビュジェの作品やアイリーン・グレイの作品を見る機会は有りますが、その裏側の「ものづくり人」としての心の揺れ動きまで見る機会はなかなか無いので、たいへん興味深く見る事ができました。
この映画も、先日このブログで触れたコルビュジェの『アジール・フロッタン展』から間が無かったので、とても新鮮でした。
興味が有る方は、是非見て下さい。(S.H)

『エルネスト もう一人のゲバラ』

2017 年 10 月 18 日

IMG_4459

先週の週末、金曜日と土曜日に一本ずつ、見たかった映画に行って来ました。
金曜日は最終上映時間でしたが、オダギリジョー主演の『エルネスト もう一人のゲバラ』です。
チェ・ゲバラとともにボリビア革命のために戦った、若き日系ボリビア人医学生の話しです。
ゲバラからエルネストという革命のための名前を貰った熱き男の実話で、この戦いで、ゲバラとともに散りました。
オダギリジョーがこの映画のためにスペイン語をマスターし、たいへん好演しています。
先日このブログにも書きました『写真家チェ・ゲバラが見た世界』を見ていたので、一層興味深く見る事が出来ました。(S.H)

『幻冬舎ゴールドオンライン』

2017 年 10 月 3 日

幻冬舎のゴールドオンラインというwebサイトに、私の対談記事が掲載されました。是非覗いてみて下さい。(S.H)

詳細はこちら→幻冬舎ゴールドオンライン

知られざるル・コルビュジェのプロジェクト『アジール・フロッタン展』

2017 年 8 月 22 日

IMG_4379

これは、第一次世界大戦の混乱によって生じた女性の難民を収容すべく、世界救世軍の依頼によりル・コルビュジェが設計し、船を改造したもので、いまでもパリのセーヌ川に浮かんでいます。
戦時中は鉄は武器に優先的に使われたため、もともとコンクリート造の石炭を運ぶ船だったものを建築としてリノベーションしたものです。
客船を近代建築の理想的なモデルと考えていたル・コルビュジェが、箱型の船体に柱と屋根、水平窓を増築し,建築として再生させたプロジェクトです。
今もノートルダム大聖堂から1キロの左岸に係留されていますが、老朽化によりその機能を失っていました。
数名の有志によって修復工事が実施され、さらに日本から桟橋を寄贈し、2018年からギャラリー機能を持つ建築として使われる予定です。
これを記念して、ル・コルビュジェ財団から提供された完成当時の資料、設計のスタディ、現在の写真・映像、模型などを用いて紹介する、展示です。
8月19日に開催された、遠藤秀平氏、五十嵐太郎氏、マニュエル・タルディッツ氏によるトークイベントに参加してきました。
とても興味深い展示とトークイベントでした。(S.H)

『写真家チェ・ゲバラが見た世界』

2017 年 8 月 15 日

久しぶりのブログになります。
大分さぼってしまいました。
今日、夏休みを利用して以前から気になっていた、革命家チェ・ゲバラの写真展に行ってきました。
恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンルームで8月9日から27日まで開催されています。

IMG_4375

IMG_4374

 

IMG_4372          ゲバラが愛用していたカメラです。

 

 

 

革命家としては、誰もが知る存在ですが、多様な才能を持つゲバラのひとつの側面を見る事ができます。
私自身ゲバラについては、それほど深くを知っている訳では有りません。
前にゲバラについての本を一冊読んだ程度です。
行く前に興味を感じたのは、革命に至る前から革命期、革命後などその時々の心情が写真にどのように現れているのだろうかということでした。

医学生の頃から、フィデル・カストロとの運命の出会い、キューバでの反政府運動への参加、キューバ革命後の国づくり、新たな革命を指導する中で、常に貧富や差別などのさまざまな理不尽な事柄に対し、情熱的に巨悪に立ち向かう気持ちを持ち続けた人生でした。
そんな人生の局面局面で淡々と切り取られた写真が目の前に有りました。
もっとドロドロしたイメージを持って行ったので、ちょっと予想と反した印象でした。
でもよくよく考えると、革命は煮えたぎる思いとは裏腹に常に冷静に淡々と遂行する事なのかなと感じました。
日々、小さな事で一喜一憂している我が身を思うと、考えさせられる展示になりました。(S.H)

映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』

2017 年 4 月 5 日

先日、ケン・ローチ監督の話題作『わたしは、ダニエル・ブレイク』を見て来ました。
2016年第69回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した作品です。
イギリス、フランス、ベルギー合作の社会派映画です。
イギリスの複雑な社会制度に振り回され、貧困という厳しい現実の中で助け合って生きる人びとの姿が描かれています。
イギリス北東部ニューカッスルで大工として働くダニエル・ブレイクとシングルマザーのケイティを中心に物語が展開して行きます。
貧しく、困っている人達に不誠実な国の制度と杓子定規な役人の姿は、イギリスに限った事では無く、日本にも当てはまる事だと痛切に感じました。
日常の中で、私達が感じている感情が見事に表現されていました。
見ている最中に、何度と無く“怒りを”覚えました。
かなり重いテーマですが、考えさせられる映画でした。(S.H)

『ラ・ラ・ランド』

2017 年 3 月 10 日

3月4日(土)のレイトショーで、今話題の『ラ・ラ・ランド』を見て来ました。
始まりの当初は、少々退屈しそうな気配を感じていましたが、だんだん引込まれて行きました。
ストーリーの展開が荒削りな感じは有りましたが、夢を追いかける時に感じる感情をうまく表現していたと思います。
最後の二人の悲しい微笑みが、何とも切ないシーンでした。
賛否両論有るようですが、理屈でなく素直に見て感動する映画だと思います。(S.H)