2010 年 2 月 のアーカイブ

目標を持って、行動する事の大切さ

2010 年 2 月 8 日 月曜日

昨日、ある友人からお知らせを頂いていた、高次脳機能障害の方たちのコンサートを見てきました。
世田谷区の玉川区民会館で開かれた『春の音コンサート』です。
事故や病気による脳の損傷で記憶や言語による障害が残る人たちです。
その方たちが、機能回復に向け、歌や楽器の演奏に取り組み、練習を繰り返した成果を発表する場になっています。

脳卒中で倒れ、一時は植物状態だったという男性がバンドを組みギターを弾くまでに回復されていました。
その方の奥様が代表をされている世田谷高次脳機能障害連絡協議会が主催で、世田谷区が後援し、失語症会話パートナーの皆様が協力して行われました。

またあるグループの方たちは、リハビリのために物語を仲間と一緒に朗読していました。
障害により失語症になってしまった方々が、一生懸命に歌謡曲を歌っていました。
また、今回のコンサートを目標にしてリハビリに励んできた高齢のご夫婦がすばらしい声を披露していました。

高次脳機能障害者の自主グループの方たちが、自ら参加の場を作ろうとさまざまな活動をされています。
イベントの模擬店やバザーなどの形で参加し、前職が中華料理店を経営されていた方の作る『焼売』はたいへん好評を得ているとの事です。
このグループは、遠くの県へも演奏旅行に出かけているそうです。

絶望や苦悩の中から、家族をはじめ周囲の人たちに支えられて、一人一人が障害を超えて新たな人生を前向きに進んでいる姿があります。
目標を持って、まっしぐらに努力した結果、ここまで人間の持っている力を引き出し、少しずつ回復に向かっているという事実は、とても衝撃的ですらありました。
我々健常者は、ちょっとやそっとで参ってはいけないと思います。
また、最後に高次脳機能障害のためのさまざまな支援活動をされているリハビリのクリニックの院長先生の話がありました。
障害者の方たちが地域で暮らすこと、住み慣れた地域で安心して住み続けることのできる環境づくりのお話がありました。
まだ、社会から十分に認識されていないのが実情だとの事です。
障害者の皆さんは、昔の記憶は明確に残っているそうです。
それぞれの皆さんの得意な事や、病気になる前にやっていた仕事などを活かし、社会参加できるコミュニティーの場が是非とも必要だと感じました。
いつ、だれが当事者になるかわかりません。
我々も自分のできることから何らかの形で“場づくりに”係わって行きたいと思います。
人間の“すごさ”と仲間の“ちから”を痛感しました。(S.H)

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横浜の住宅を拝見して…

2010 年 2 月 3 日 水曜日

計画工房で数年間一緒に仕事をし、今は独立して設計活動をしているTさんから見学会のお知らせがきました。
新横浜の高台に建つ、眺望を望む事に特化した住宅が竣工したとの説明がついておりました。
是非拝見したいと思い、1月30日(土)の夕方にお邪魔しました。
新横浜の夜景を望む高台が敷地で、その環境を最大限に活かした空間づくりと言う事で、タテ方向の空間構成にいろいろな工夫を凝らした住宅になっていました。
眺望を望む最上階のレベルに至るまでにいくつものレベルが存在し中央の階段がそれらの床をスムーズにつなぐ構成となっていました。cimg4930-e381aee382b3e38394e383bc1
建て主さんとも話をする事ができ、気持ちよく進める事ができた様子で、これからの生活をとても楽しみにしているのが伝わってきました。
私自身も日頃、信頼関係の構築が設計を進める上で最も重要だと考えていますので、建て主さんとTさんの関係を自分の事の様に嬉しく感じました。
信頼関係を築き、お互いの思いを語り合う中から現れてくるものが目指すべき方向だと改めて思いました。
まさに、共同作業の産物といえます。
事務所から独立した人たちが頑張っているのを見るのは、嬉しい事ですし、刺激も頂いています。

私も、これからますます感動を共有できる仕事をして行きたいと思います。

とても楽しい生活が想像できる住宅でした。(S.H)