渋谷区の住宅が竣工しました。

渋谷区で進めていました住宅が、先日完成し引き渡しとなりました。
この住宅はコンペ形式による設計者選定でスタートしました。
久しぶりのコンペでもあり、競合する設計事務所も海外の有名設計事務所と聞き、これは何としても勝ちたいと事務所総出で頑張ってプランを考えました。
そして2案をプレゼンした結果、当社に決定して頂いたのがちょうど2年前の7月でした。

この住宅のゾーニングプランの特徴として、LDK,ユーティリティ、水廻りといったパブリックゾーンと、それぞれに専用の光庭のある寝室のあるプライベートゾーンを、中央にある巾4Mの玄関ホールで分けてプランしている事です。

その玄関ホールは2Fにあるセカンドリビングに繋がる階段がある吹き抜け空間となっています。
そして、ホールの先には睡蓮の浮かぶ水盤と、施主が海外で購入したガラスのオブジェがあり、住宅全体を印象付けるシンボリックな空間です。
2Fのセカンドリビングには、南北にそれぞれの大きなデッキテラスがあり、両側に面したサッシでとても解放感があります。

大きな住宅を創る上で注意すべきポイントとして、その大きさ故の間延びした建物にならない事が重要です。
今回、それぞれの諸室のボリューム感による空間のダイナミックさと、機能的な使い方としてのコンパクトな部分の相反する両面を兼ね備えたプランが出来たと思っています。
(staff.Y)

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