これからの暮らしを考える

東京ガスが主催する
「暮らしのデザイン展と3次元免震構造の見学ツアー」に参加してきました。

今年3月11日の震災以降これまでの暮らしが見直されるようになり、
そうした世の中の動きを受けた東京ガスが、これからの暮らしを「暮らす人が自ら考え、自ら創るこれからの暮らし」をメインコンセプトにしてリアルスケールで空間を提案した展示と、横揺れと縦揺れに対応出来るよう開発された免震構造を見学できるツアーです。

まずは、展示会の一部を平面ではありますが紹介します。

「自然とともに創る」をテーマに、自家菜園から直接キッチンへ野菜を運び、調理し、近所の人と食べる。
この一連の生活動線を土間がつなぐ空間構成になっています。

私が率直に感じたのは、「昔の農家」。

近所との繋がりやコミュニケーションが密接であった時代には当たり前であった空間が、これからの暮らしとして現代に合わせて形を変え、再び提案されていた訳です。

大切にされるべきモノは、
これから先も大切にされるべきなのだと感じました。
そして、時代が移り変わっても
古く良いモノは、つねに新しいモノなのだと思います。

続いて見学した免震構造。

建物全体

免震層内部

免震装置

これまでの免震構造は、横揺れに対しての免震になっていますが、
今回見学したモノは、なんと縦揺れにも免震になっています!
これはさらに驚きで、世界初だそうです!

一般の耐震構造の建物に比べて、
横揺れは1/8。
縦揺れは1/3。

非常に主観ではありますが、
人の力など到底及ばない地球の力に、
対抗しているのだと思うと高揚してしまうのです。

地震大国である日本が、免震構造へかける期待は大きい。

しかし、現時点では多大なコストの問題があり
建物の免震化を進めて行く事は容易ではありません。

ですが、25年前には限られた人が使い、肩掛け姿であった携帯電話が、
今ではポケットに入り、電話と言う機能の垣根を越えて
個人が世界の情報とつながるツールに進化したように
免震構造も進化しもっと広まってくれると思います。

主観の強いコメントとなりましたが、
建築に携わる人間として真摯にこれからの暮らしと向き合う日となりました。
(staff E・H)

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