映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』

先日、ケン・ローチ監督の話題作『わたしは、ダニエル・ブレイク』を見て来ました。
2016年第69回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した作品です。
イギリス、フランス、ベルギー合作の社会派映画です。
イギリスの複雑な社会制度に振り回され、貧困という厳しい現実の中で助け合って生きる人びとの姿が描かれています。
イギリス北東部ニューカッスルで大工として働くダニエル・ブレイクとシングルマザーのケイティを中心に物語が展開して行きます。
貧しく、困っている人達に不誠実な国の制度と杓子定規な役人の姿は、イギリスに限った事では無く、日本にも当てはまる事だと痛切に感じました。
日常の中で、私達が感じている感情が見事に表現されていました。
見ている最中に、何度と無く“怒りを”覚えました。
かなり重いテーマですが、考えさせられる映画でした。(S.H)

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